患者の想いを表すもの
金曜日, 9月 12th, 2014病院で治療を受けたのはいいけれど、あとで支払うことになる料金を気にする方もいらっしゃると思います。その料金が高額であるほどに、自分の貯金を切り崩してまでその料金を支払うための補填としていくことを余儀なくされていき、将来に向けて貯めていたお金が予想外な形で失うことに戸惑う方は少なくないと思うのです。ともあれ、自分の命が助かるのならば、たとえ高い料金だとしても支払うべきだとする考えが浮かんでいき、「その料金と引き換えに自分の命が保証されるのであれば、これほどまでに意義のあることはないんじゃないのか」と思っている方がいてもおかしくないと思うのです。その料金が自分にしか持ち合わせていない自分の人生を彩る明日への活力の素だと捉えていることで、おのずとその料金が自分の人生を充実させるための貴重なものだと考えるようになるのです。
病院で治療を受けている方は、「これだけの料金を払っているんだから、病気が治るかもしれない」と思っている場合が多々あるのではないでしょうか。当然、病院に支払う料金が高ければ、それだけ高度な医療を受ける権利が与えられるため、抗がん剤が欲しい患者は、高額であっても抗がん剤でがん治療をしていこうとする意志を奮い立たせていくことが往々にしてあることなのです。「自分の体をいたわろうとする気持ちがあるのならば、大切な体にお金をかけることをためらうべきではない」という患者の声が聞こえてきそうです。